こんにちは
YP(@yp_daiwarium)です!
2023年一発目の投稿です。
今回はアクアリウムネタです!
新築を設計する際に力を入れたうちの一つ、アクアリウムゾーン。
レイアウト作成もお願いし、毎日水替えをしながら育成して楽しんでいましたが、ちょっと早めにスポットメンテナンスを依頼することになりましたので、その様子をまとめたいと思います!
- 注水後、2ヶ月経過した水槽の様子を公開
- 初期の水草の調子が悪くコケに悩まされている
- 水草のトリミングのタイミングを知りたい
- 水草を追加したい
- メンテナンスってどんな感じなの?
それではどうぞ!
水槽メンテナンスをお願いしたきっかけ
前回から2ヶ月ほどでのメンテナンス依頼。前回来ていただいた際に、「注水してから3ヶ月後にメンテナンスで見させてもらえたらー」ということで予定していましたが、少し早めの依頼となりました。
一体何が起きたのか。
それは水草の調子がイマイチで心配になってしまったから・・・。
「なんかキューバパールグラスの調子が悪いような」
「流木にいやーなコケが結構ついているよーな」
これはもしかしたらまた調子を崩すのではないか・・・。
これまでに何回かレイアウト水槽をチャレンジしてきました。
その度に大体3.4ヶ月くらいで調子を崩していくのが明らかにわかり、復活することもなくリセットを繰り返していました。
なので、めちゃくちゃ不安になってしまいました。
とりあえず悩んでいても仕方がないので、大阪のアクアリウムショップ、トールマンへ足を運びました。
大阪八尾にある超大型アクアリウム専門店です。
出張レイアウトやアクアリウムの知識に関するYoutubeを定期的に配信されています。
このYoutubeチャンネルを見て、給排水システムを知り、間取り打ち合わせ時に取り入れてもらいました!
『アクアリウムをもっと身近に!』をコンセプトに 淡水熱帯魚・水草・海水魚・サンゴ各種アクアリウムグッズを多数取り扱うアクアリウム専門店です。
Youtube公式チャンネルより抜粋
初めてアクアリウムをされる方もお任せ下さい!!
お客様のご要望に合わせて楽しんで頂けるよう1から真心を込めて全力でご説明ご対応をさせて頂きます!
※画像掲載許可いただきました!
この日はちょうど、山田さんもお店にいました。
今こんな感じなんですけど、これってやっぱりアレですよね・・・?
おー、これはアレですね!ちゃんとアレできますよ!アレしにいきましょか!
お!お願いします!
と、これくらいのノリでスポットメンテナンスが確定しました。
全然わからん・・・。
写真で現状の状態についての見解を確認
冗談はさておき、実際に話した内容を説明する前に、ちょっと簡単におさらいさせてください。
ちなみにどんなレイアウトになっているかというと、注水直後の写真はこちら。
字きたなっ!
字が汚くてすみません、こんな感じで色々植栽していただいていました。
写真を毎回撮っていたのでそれをお見せして、現状を見ていただきました。
見比べると2ヶ月で随分伸びたことがわかりますね!
なるほどなるほど〜!大丈夫です、全然リカバリーできますよ〜!とりあえずメンテナンスの日まで2週間あるので、先にできることをやってしまいましょう!
いつもここから調子を落としていたので、この言葉には本当に救われました。
一つずつ説明していきます!
キューバパールグラスの後退?
前景草のキューバパールグラス。絨毯のように面に敷き詰められた水景は本当に絶景。
しっかり育っているキューバパールグラスはググると出てきますよ!
ですが、育ち切る前にちょっと禿げてきているように見えて、下の方も黄色く、枯れているように見えます。
これは元々ミスト式で育てた水上葉が枯れて、上に新しい水中葉が出てきている状態です。ちゃんと成長している証拠ですよ!
なのでソイルと水中葉の間はどうしても枯れてしまい、空間ができてしまう。その結果禿げて見えるし、エビたちが抜いてしまうことも。
対策としては上からソイルをかぶせて隙間を埋めてしまうということでした。
メンテナンス時にやっていただけることになりました。
こうやって今見ると水中葉にコケがみっしりついていますね
前回チャレンジした時はそのままにしていて、トリミングもしてしまい、結果枯れた水上葉だけが残り、ダメになってしまったんですねぇ。
藍藻の発生?
ソイルの中にちょっと濃い緑色が見えます。あれ、これは・・・。
以前に水槽全体に広がってしまい、泣く泣くリセットした思い出が・・・。
間違いなく藍藻でした・・・。
オキシドールをスポイドでソイルの中に埋めていき、退治しましょう。
藍藻は止水域のところに増えるイメージです。現状ソイルの中で発生しているだけなので、このまま閉じ込めて、オキシ漬けしてしまえば問題ないそうです。
(これ失念していて、後日やることになりました)
流木についているコケ
アクアリストが最も嫌うコケ。それが「黒ヒゲ」。某有名マンガでもお馴染みで、めっちゃ強そうですよね。
そうなんです、強いんです。コイツがついてしまうと、なかなか取れません。
どちらかというと黒ヒゲゴケというよりはサンゴゴケっぽいんですねぇ。大丈夫取れますよ!
これも綺麗になるので、メンテナンスの時に削れるだけ取り除いてしまいますとのこと。
今写真を見返すと確かに黒髭ではなさそう。しかもめっちゃいる・・。
後景草のトリミング時期
後景草のうち、「セイロンロタラ」「ニードルリーフルドヴィジア」は1ヶ月くらいでぐんぐん伸びていたので、すでにトリミング済みでした。
「ロタラHra」「ロタラインディカ」もその後これから伸びてきそうな感じでしたが、メンテナンスまでは放置でOKとのこと。
その後、このレイアウトの見せ場であるトンネル部分を侵食していましたが、一旦放置です
有茎草は伸び出すと加速度的に伸びるイメージ!
水質について
ちなみに今の水質はどんなもんでしょうか?
事前に測ったところ、ppm110前後、TH硬度50くらいでした。
ちょっと硬度が低すぎるとのことで、サンゴ砂をいただきました。
サンゴ砂を入れることで、成分が溶け出し、硬度を上げてくれるんだとか。
あとは液肥の量も調整して、メンテナンスまで様子を見てみましょう
軟水化を目指して、硬度が低過ぎてもダメみたいです。
メンテナンスフィッシュについて
全体的に水草にコケが引っ付いている状態なので、生体が少ないかもしれません、今何がいましたっけ?
現状メンテナンスフィッシュと呼ばれる生体は
- オトシンネグロ10匹
- ヤマトヌマエビ5匹
- ミナミヌマエビ10匹+導入後生まれた稚エビ
- アルジーライムシュリンプ10匹+稚エビ
と、ラインナップをお伝えしたところ、
ヤマトの数が少ないので増やしましょう!ドンッ!
ヤマトヌマエビを20匹その場でお持ち帰りしました。
写真で見てメンテナンスフィッシュの数が少ないと導き出してくれたのはさすがです。
たくさん入れすぎると新芽を食べられてしまうのか不安になってしまいますが、今は思い切って入れたほうがいいとのこと。
スポットメンテナンスの前に事前の相談が大事だと思った。
上記のように、事前に相談することで、メンテナンス当日のやり方が変わると実感しました。
事前に対策することで、水質が変わるでしょうし、コケの具合も改善されているかもしれない。
そうすることで、メンテナンス時にできることの幅が広がります。
電話で、「今度メンテナンスをお願いしますよー!」だけだと、ちょっと大変だったかもしれません。
メンテナンスは一気に全部やってしまうと、水質が急変して生体にダメージを与えかねません。人間でも一緒で、いきなり気候や環境の違う地域に行くと調子を崩しやすいですもんね。それと同じ理屈です。
今回は2週間猶予があったので、山田さんの言葉を信じて、作戦を実行します。
ということで2週間の作戦はまとめると
- ヤマトヌマエビ20匹追加
- サンゴ砂を入れて硬度を上げる
- 照明の高さを変えて光量を落とす、点灯時間を減らす
- 液肥の量を制限する
- 藍藻対策をする(失念)
結果はいかに・・・・。
そして当日、直接見た山田さんの感想は・・・!
お邪魔しまーーす!
いよいよ当日。水槽自体を見た山田さんの反応はいかに・・・!
状態が回復していると思います!流木についたコケもエビが齧っている感じがするし、今日しっかりメンテナンスをすることでこれから安定していきますよ!
とのことでした!
よかったぁ!!!
メンテナンスの段取りについて
今回のメンテナンスの内容については以下の通りで行われました。
それでは一つずつ解説していきます!
ガラスパイプ、ホース洗浄
1ヶ月過ぎたあたりで、汚れが目立ち、水流が流れるガラスパイプにはコケがくっついてしまいます。
これが結構ガンコだったりするので、ハイター漬けにしちゃいます。
漬けている間に次のステップへ進み、時間が経過後、しっかり洗い流します。
水槽ガラス面のコケを剃り落とし
普段も週に1、2回くらいのペースで磨いていますが、同時にやっていただきました。
伸びた水草のトリミング
水草によってトリミング方法が変わります。正直よくわかってなかったので、改めて教えていただきました。
インディアンクラススラ
ピンチカットで思いっきり根元近くまでカットしました。
セイロンロタラ、ロタラインディカ
横にランナーとして伸びた余分な部分を根こそぎ抜いて、全体の形を整えていきました。
ニードルリーフルドヴィジア
差し戻しを実行しました。
根元でカットして、葉の上部のみを差し戻します。
ボルビティス、アヌビアス等の陰性水草
枯れている葉、コケまみれの葉を根元から取り除きました。
水草の位置の変更、および追加
植栽時から育ってきて感じたことは、流木の根元部分が少し寂しい感じだということ。
実は根元部分、ブセファランドラやレッドシャープリーフハイグロ等が結構あったんです(注水後の写真参照)。しかしながら注水後、溶けてしまいほとんど全滅に。中には芋の部分が残って地道に回復を試みているコたちもいましたが・・・。
注水したことで、環境の変化に耐えられず、水中葉に展開する前に溶けてしまったんですね。こうなると回復するまでは多大な時間がかかります。
なので、ちょっと寂しかったんです。
事前に写真を共有して、おまかせで水草を持ってきていただきました。
いただいた写真からどれ入れようか迷いながら選んできました!
山田社長のセンスはさすがです。
自分で選ぶのもいいですが、おまかせでセレクトしてもらうのもワクワクしますよね!
いくつか候補を持ってきていただきましたが、最終的に採用されたのは以下の4種類です!
- ミクロソリウムのトライデントリーフ
- ボルビティス ヒュディロティ
- クリプトコリネ・ウェンティピンク
- ストロギネレペンス
ボルビやストロギネは注水時点ですでに採用していましたが、追加することに。
そして特にクリプトのピンクは最近新しく流通し出したようで、めちゃくちゃ楽しみです。
結構大きな株をセレクトしていただきました。
めっちゃでかいでしょ〜?これをここに入れようと想像しながら持ってきましたよ〜♪
山田さんもノリノリで見せてくださいました。
追加することで、レイアウトに深みが増しました。
特に流木の根元あたりに重厚感がました、そんな気がします。
やっぱりプロのセレクトはさすがです!
ソイルの追加
キューバパールグラスの隙間に埋める役目と、栄養補給のために全体に追いソイルを行いました。
今回は初代アマゾニアのパウダータイプ。
栄養分が豊富で敬遠されがちですが、今回は追肥の目的もあるので、ちょうどいいみたいでした。
今まで追いソイルはしてこなかったので勉強になりました。
照明機器の照度、時間の変更
照明の点灯時間帯をずらしてもらい、少し眩しかったので、照度を変更し、器具の位置の変更を行いました。
15時〜23時で設定していましたが、21時以降はほとんど家族全員リビングにいないので、2時間早めてもらいました。
生活時間に合わせて時間設定しましょう!
といった感じで、メンテナンスをしていただきました。
いやぁ改めてこの水替えシステムほんと楽でいいですね!
お話しをしながらということもありましたが、あっという間に5時間ほど経過。
メンテナンス後の水景はいかに!?
それではお待たせしました。ビフォアアフターを見てみましょう。
まずはメンテナンス前の写真がこちら。
前回お店でお見せした時よりも後景草が縦横無尽に伸びています。
これはこれで、自然味があっていいんですが。
これはこれで味があるんですよね。
流木の根元の暗い部分に緑がないのが寂しく感じてしまいます。
写真では少し分かりにくいですが、キューバパールグラスの水上葉部分が黄色くなっています。
そしてメンテナンス後の写真がこちら
流木の下の部分に水草を大々的に追加、後景草をトリミングしたことで、重心が下にきてレイアウトが締まった印象になりました。
ソイルを追加したことで、キューバパールグラスの敷き詰められた感じが薄れてしましましたが、これから水中葉でしっかり広がっていくでしょう。
インディアンクラススラは思い切りカットしているので、若干ショートヘアーグラスに見えなくもないです(笑)
ロタラはほとんど長さは変えず、むしろ栄養を吸い取ってもらうために3ヶ月後まで放置でもいいかも?とのことでした。
少々コケに侵されてしまっていた水草たちも、これからスイッチが入って反撃のターンがやってきます。
そう、水草VSコケ。どっちが栄養を勝ち取るか!みたいな感じですね。
今まではコケ軍が若干優勢。エビたちの力を借りて、水質の調整を行い、水草を追加することで水草軍の反撃が始まるわけです。
奥が深い。栄養の陣取りゲームみたいな感じ。
スポットメンテナンスを終えて
この後に今後の育成について以下のアドバイスをもらい、後片付けをして終了となりました。
- おサカナへの餌の量が多い気がするので制限する
- 液肥を最低2週間は制限する
- 2週間後に藍藻対策をする
- 後景草はしっかり伸ばして栄養を吸い取ってもらう
また何かあればいつでもご連絡ください!
注水後、初めてのメンテナンスでした。
今までは独学でやっていましたが、プロの目線が入ることでめちゃくちゃ学びがありました。
今までなぜ枯らしていたのか、長期維持ができなかったのか、理由がわかったことで次に活かせそうです。
ショップへ赴き話を聞いたり、ネットで色々調べたりも大事ですが、こうやって直に見てもらうことで、的確に自分の水槽に合わせたアドバイスをいただける、すごく価値があることだと思いました。
もちろん自分で色々とやっていくことがアクアリウムの醍醐味でもありますが、
今回依頼したことで、また一つ成長できたような気がします。
次回も3ヶ月後くらいにお願いしたいなと思っています!
その頃にはどんな水景に仕上がっているでしょうか?ワクワクが止まりません!
山田さんありがとうございました!
Youtubeでもご覧いただけます!
今回もメンテナンス終了後にトールマンTVにて生配信が行われました!
下記よりどうぞ!
前回のレイアウト作成のタイムラプスもご紹介しています。
今回のメンテナンス内容だったり、改善策についてはこの動画でも山田社長が詳しく、そしてお茶目にお伝えしております。
一番重要な液肥はRBですからね!これを飲むことで水草の成長スピードが2倍になりますからね!テストに出ますよ!(大嘘)
ぜひご覧ください!
生配信中、そのくだり、2階で見ててケラケラ笑ってしまったわ・・・。
生配信中は視聴者のコメントも面白いw
最後までご覧いただきありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願いします!
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励みになります!RB!RB!
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